2014-11-29

リン酸吸着剤を再生する①

今回はちょっと長い記事になりますが、実験です。
※個人的な科学的実験の為、真似をしないで下さい。

うちで大活躍中リン酸ケイ酸吸着剤

今はアルミナ系の商品を利用しているが、説明書に従い3ヶ月ほどで新しいものに変えている。

真っ白だったのが茶色くなった。

ちょうど替えどきだったので、ダメ元でこれを再生出来ないかと。
失敗してもどうせ捨てる運命だったので。


ネットで調べると工業用目的で使用されたアルミナをオーブンなどで加熱して再生するものが出てきた。
その情報の吸着目的はリン酸ではないが、同じ方法で再生出来ないかと。


うちの試薬(sera TestPO4)では0.1mg/lまでしか測れず、
水槽及び水道水からリン酸が検出されないので

まずリン酸を含む液体を作る。


簡単に思いついたのが植物用液体肥料
家にあるもので探して

こ・れ・だ!
万田アミノアルファ


こいつを水道水に混ぜ、PO4 4mg/lの液体を作った。


これが基準値
これを作るのが一番苦労した。
濃すぎたり薄すぎたり、何回も測定するハメに。。


次に古くなったリン酸吸着剤を軽く水道水で洗い、
以下の2つに分けた

  • 吸着剤A:ただ乾燥させただけ
  • 吸着剤B:230℃のオーブンで30分熱を加える


230℃という温度はこちらのサイトを参考にさせて頂いた。
こちらのサイトによると活性アルミナの再生温度は170~300℃。
幅があるので、間を取ると235℃。
また「再生できる」事を謳っているKENT フォスフェートスポンジの再生温度が230℃だったので。
 
本当は1時間熱したいけど実験なので30分だけ。

熱を冷ましたらコップに入れ、基準液100CCづつを入れる。

※オーブンに入れた吸着剤Bのほうが粒の色が濃いのは何故か分からん
焦げたのか!?w


5~10分ごとに撹拌しながら一時間待って、A&BのPO4を測る事にします。
※撹拌の際は双方に差が出ないよう注意した。



作業初めて30分。
もう疲れたから止めたい気持ちを抑え、
テレビを見ながらお茶を飲む。

そして想う。


そもそも今使ってる吸着剤は3ヶ月で500円くらいのもの。
一ヶ月あたり166円
これをケチるのか?

再生出来たとしても新品に比べたら能力は落ちそうだし、
オーブンの電気代と時間と手間賃がかかる。


オレは馬鹿なのか?



いや、これはそういう問題じゃない、そういう次元じゃない。

怪しい伝説
Discovery Channel
アルミナが再生出来るのかどうかの
科学的実験なのだ!

実験て楽しいからね。
さぁ、気になる結果は…

また明日のブログにてw
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